記念すべき、「うつ病の時に読んでほしいマンガ」1冊目は、
岸本斉史先生の『NARUTO-ナルト-』です!
私が小学生の頃に少年編をアニメで見てナルトに憧れ、中学に上がるころには第2部が始まり、
NARUTOの成長と自分の成長が重なりとても共感できた作品です。
※うつ病では長い文字を読むのがしんどい時がありますよね。
そんな時は上の三行まとめだけでも読んでってやってください。元気のある日に全文読んでもらえれば。
作品紹介
作者 | 岸本斉史 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
発表期間 | 1999年9月21日 – 2014年11月10日 |
巻数 | 全72巻 |
話数 | 全700話 |
かっこいいシーンが多い
必殺技
まず必殺技が漢字が多くてかっこいい。(私心は小学生のままなのでw)
「螺旋丸」や「千鳥」「火遁豪火球の術」など技もド派手で演出も良く技名も聞いたことない漢字が多くて子ども心に火をつけられました。
友達と休み時間は技名を叫びながらNARUTOごっこしてあそんだなぁ(しみじみ)
センスのある構図
第169話の自来也、大蛇丸、綱手の三忍が蝦蟇、蟒蛇、蛞蝓を口寄せして妖怪大戦争が始まるかの大迫力のコマ。
第232話の魚眼レンズで書かれたイタチは畏怖の対象である写輪眼を強調するだけでなく、
サスケがイタチに感じる恐怖心なども現したひとコマになってます。
同じく第232話ではナルトの必殺技螺旋丸とサスケの必殺技千鳥がぶつかり合うコマはとても印象的、見開きで両者の技を繰り出す過程を表現し、最後のコマでは大技がぶつかり合う様子は大迫力。
他にも第245話の修行から帰ってきたナルトが木の葉隠れの里を見回すシーンは世界観の広がりと人々の暮らしが同時に感じられ、バトルだけじゃなく日常風景も描くのが上手なんだと改めて実感しました。
眩しすぎるけど憧れる言葉
学生時代は強敵と立ち向かう様子やド派手な技を繰り出すナルトを只々格好いいなって思いながら毎週楽しみにジャンプを読んでました。
イタズラ好きで子どもっぽいナルトが修行を積んで強敵をどんどん倒していく様子にかなり惹かれたんですよね。
うつ病になってからというもの今までできていたことができなくなり新しいことに挑戦することが難しくなっていきました。
人と会うのも怖かったり大きな音や振動に敏感になって生きることさえ大変に感じる日々。
そんな時にマンガを一から読み直して心に響いたのが
「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ。それが俺の忍道だ!」
というナルトの言葉でした。
うつ病になってからセリフの意味のとらえ方が大きく変わったのがこの言葉。
困難にぶち当たって心が折れそうになってもそれでも諦めない強い意志を持ったセリフ。
学生当時は勉強もそこそこいい成績が取れてたし、多少の困難であれば簡単に乗り越えられると思っていました。
それがうつ病になってからというもの、心がボキボキに折られ日常生活ですらまともに送るのが難しくなってしまった。
自分の好きなこと・やりたかったことを諦めずにやり通すことの難しさを改めて実感させられました。
正直ブログをやっている今もやっていることがあっているか今後続けていけるか不安いっぱいで文字を書き続けています。。
どんな困難にぶち当たっても前を向き続けるナルトの言葉は、何もできなくなった今の自分にとって明るすぎる言葉です。
それでもまっすぐ自分に自信を持って前に進めるようにこの言葉を心に留めて置きたいです。