うつ病で中々外に出ることができなかったけど、ようやく社会復帰に向けて行動を開始しました。
いきなり社会復帰に進むのではなく仕事を再び始める試金石として、就労移行支援事業所に通おうと思っています。
就労移行支援事業所をお医者さんに紹介してもらったのは今からちょうど1年前。
感情の起伏が激しかったり感覚過敏の症状があったりして中々この一歩を踏み出すことができませんでした。
それでも毎月しっかり病院に通い続けた結果病気も快方に向かい、なんとか就労移行支援事業所に見学に行くという所まで来れました。
そんな就労移行支援事業所に行ってきた感想をつらつら書いていきたいと思います。
就労移行支援事業所とは
就労移行支援事業所は、障がいのある人が一般の企業に就職するために必要な知識やスキル向上をサポートしてくれる施設です。
事業所によって異なりますが受けられる主なサポートは以下の通りです。
- 基礎体力作りや生活リズムを整えて社会に出るための基盤づくり
- ビジネスマナーやワードエクセルといったパソコンスキルの習得
- 軽作業や企業見学で適正職業を分析
- 履歴書作成や面接練習による就職活動のサポート
就職が決まった後も企業の間に入って面談してもらえ、就職の定着に向けた支援も行ってもらえます。
私の目標
今の私は起きる時間がまちまちなことと、ビジネススキルが低いことに不安を感じています。
就労支援移行制度を活用して朝方生活の定着と仕事に役立つ能力を得たいと思っています。
最終的には障がい者雇用枠で就職できる所までいけたらいいなと考えています。
見学に行ってみた感想
率直な意見としては「まだよくわかんないや」という感想です。
わからないというより自分の中で判断基準がないので、評価が正しくできないというのが本音です。
今回担当してくださった方は朗らかな人で事業内容やわからない所を懇切丁寧に説明してくださりました。
支援内容もグループワークやパソコン講習もあって自分の弱い所を補ってくれるカリキュラムで、何より資格取得の勉強もできる個別課題の時間があるのが良いと思いました。
また一人につき担当者が一人付いて障害の悩みや適正のある仕事について相談することができます。
4年もブランクがあるので気軽に話ができる人がいるのはとても心強いです。
懸念点としては自分が希望した仕事に就けるかどうかということです。
最近障害者雇用枠が減っているとのことで企業が求めるレベルまで自分の能力を上げられるか不安に感じています。
まあどちらにしろ一旦始めてみるのが良いかと思っています。
とりあえず次回事業所の体験利用をしてみることにしました。
不安に思っている点が杞憂に終わるかもしれないし、やってみて初めてわかる問題点もあると思うので。
困難も一つ乗り越えられたのでよし
以前のブログ記事『就業支援が難しいうつ病とHSP』では、うつ病になってから「感覚過敏」の症状がみられるようになったことを書きました。
タバコの臭いを嗅ぐとせきこんでしまう「嗅覚過敏」の症状と、大きな音や振動でしんどくなる「聴覚過敏」の症状が特にひどく、人の多い駅や商業施設に行くのを困難にさせていました。
それでも自分に合った薬を見つけたことやカウンセリングで悩みを相談してきた結果、症状をかなり抑えることができました。
実際にはタバコを吸っている人を見かけたら道を変えたり息を吸わないようにしたり、大きな音を聞かないで済むようにイヤホンをつけて好きな音楽を聴くことで対処しました。
さすがに就労支援移行事業所からの帰りの電車で、お酒を飲んでる外国人に向かいに座られて声をかけられた時はどうしようかと思いました。
まあパニックにならなかったのでストレス耐性はかなりついてきたのかな。
今後どうしていくか
おぼろげながら自分のやりたい仕事・方向性については考えてはいます。
一方でまだ私が気が付いていないだけで適性のあった仕事が他にもあるかもしれない。
希望する仕事に就けるようにサポートしてもらったり、自分の違った一面を気づかせてもらえたり、そんな出会いになればいいなって勝手に思っています。
そんな訳でまずは就労移行支援事業所の体験利用を頑張ってみたいです。
自分にあってるかどうかを確認したいのと支援カリキュラムの内容も実際に見てみないことにはわからないですからね。
まあこれらを全部置いといて、感覚過敏を乗り越えて人がたくさんいる場所に出かけ、就労支援の話を聞いてきただけでもすごいことかなって自分で自分を褒めるようにします。