うつ病になってから4年と半年が経ってようやく家族そろってご飯を食べることができました。
みんなで食べたのはすき焼き。
おばあちゃんのお友達からもらったネギがたくさん、シイタケの味がよくしゅんでていいお味が出てました。
※「しゅんでる」って関西地域の方言だったんですね。「よく味が染みている」って意味です。
家族一緒にご飯をできなかった理由
うつ病になった年の1年目に父親の心無い言動があって以来、面と向かって会ったり話をしたりすることはありませんでした。
会うことで会社で働いていた時の嫌な記憶が思い出されてしまったからです。
それからは同居していた祖父祖母とも関係がぎこちなくなって、月に一度はご飯を一緒に食べていたのがなくなっていきました。
仲を取り戻せた理由
きっかけは家族にとってすごく悲しい出来事でした。
祖父が交通事故で亡くなったことです。
突然のことで家族一致団結してこの悲しい時期を乗り越えないといけないと思ったのがきっかけで、3年以上会っていなかった父と話をすることができました。
そして法事も済ませて約1カ月が経とうとした頃、家族そろってようやくご飯を食べる所まできました。
思っていたのとは違うけど
ブログを書き始めた当時は、うつ病がよくなってから父親としっかり話をして仲直りをしてから、前のように家族そろってご飯を食べたいなってぼんやり思って「うつのゆめ」を考えていました。
しかし突然の不幸で、この夢は「叶えることのできない夢」になってしまいました。
それでもおじいちゃんが肩を押してくれたから勇気を出して父と話をして、今こうやって鍋を囲んで家族一緒にご飯を食べられるようになったのだと思います。
この日はおじいちゃんが生前育てていた水菜をすき焼きに入れてみんなで食べました。
水菜は遮光ネットやマルチをしいて防虫防草対策をしっかりしてくれていたので、私が手入れすすることはほとんどありませんでした。
おじいちゃんが一生懸命育てた水菜はハリがあって苦みもなく美味しく頂きました。
さっきは「叶えることのできない夢」になったと言いましたが、間違いなくこの食卓の中にはおじいちゃんがいました。
この時ばかりは天国からちょっと降りてきて、お腹いっぱいお肉を食べて、取るに足らないことで笑って、最近の出来事をたくさん話をして。。。。
家族の輪の中におじいちゃんもいて全員で採れたての水菜が入ったすき焼きを食べる。
当初思っていたのとは違うけど間違いなく「家族みんなでご飯を食べる」ということができました。
まだまだこの夢は始まりに過ぎません。
年末や正月もあるので家族みんなでご飯を食べる機会はいっぱいあります。
来年になったらバーベキューをして一緒にご飯を食べたいなってひそかに思っています。
3年以上みんなと一緒にご飯を食べれていなかった分、一食一食を大事に頻度ももっと増やしていきたいな。