久しぶりに大学時代の友人たちと会ってきました

うつのゆめ

うつ病になってから数年間、家に引きこもりがちになって誰とも会わない日々が続いていました。

コロナウイルスが広がったことで物理的に人と会うのが難しくなったというのもありますが、私自身が人と会って話をすることを拒否していたのが大きな理由です。

友人たちが結婚したり仕事で出世したり人生が充実しているように見える一方で、うつ病で何もできないでいる自分が惨めだと考えていたからです。

 

それでも今回大学時代の友人たちと会えて本当によかったです。

会話しているとあっという間に時間が過ぎて、たくさんの元気をもらえました。

 

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友人たちと会うことになったきっかけ

 

友達と会わなくなったのは、病気で体調が不安定で人と会うのが難しかったのもありますが、何より連絡を取り合うことがしんどかったというのがありました。

LineやFacebookでメッセージをもらってもどう返していいか上手く表現できず、後から連絡しようにも結果的に既読無視してしまい気まずくなってそのまま放置するということが続いていました。

それ以来連絡を取り合うのが怖くなり自分からメッセージを送るということはなくなりました。

 

誰とも会わず世間との関わりを断ってしまった私がこうして友達と会えるようになったのは祖父のおかげです。

祖父のお葬式に友人が参列してくれてその時に、他のみんなも私に会いたいと話をしてくれたことがとても嬉しかったです。

誰からも気にかけられず勝手に孤独だと感じていたけれど、みんなが私のことを気にしてはいるけどどう話していいかわからないというのを聞いて、勇気づけられて久しぶりに人と会うことを決断しました。

 

 

元気をもらえたこと

 

飲食店でみんなに会うことになったのですが、声をかけてくれた友人が家まで車で迎えに来てくれた上で、私の病気にも配慮してくれてとても嬉しかったです。

実際にみんなと会って話をしてみると、もう結婚してるという人がいたり、東京に転勤になって頑張っている人もいたり、北陸に出張に行っているから今回は会えない人がいたり、色々驚かされました。

中には私と同様に仕事の激務で倒れた友人や大きな病気を患って苦労した友人もいました。

 

自分と重なる部分が大きくてすごく共感できたし、その上でその人にしかわからないつらさもあったんだなと感じました。

実体験として私は会社であったことを誰かに話すまでに2年以上かかりました。

自分ですらこのしんどさのすべてを把握して上手く人に伝えられているわけではないので、簡単に人のつらさを理解できるとは考えてはいません。

それでもその人のしんどさに寄り添うことはできると思っています。

私自身安易にうつ病について理解していると言われると少し違和感がありましたが、単純に話を聞いてもらえるだけで心が少し軽くなったこともありました。

きらびやかに見えていてもみんなどこかでしんどい部分を抱えているんだって思えたことが大きな発見です。

うつ病でしんどい時に「なんで自分だけこんなにつらい目に合わないといけないんだ」と孤独に感じていたけれど、私だけでなく誰もが何かに悩んでそれでも乗り越えていこうとして頑張っていることに元気をもらえました

今の私にとっては友人たちの頑張っている姿がまばゆく輝いて見えましたが、いつかはうつ病を寛解して私も頑張って行こうという目標になりました。

 

そしてまたひとつ「友人と会って話をする」という夢を叶えることができました。

今回はコロナウイルスのまん防期間ということもあってあまり長くは話できなかったけど、また落ち着いたころにゆっくり話ができればいいなと思っています。

それまでには話ができるように新しい何かに挑戦できればと思っています。

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