【変薬】薬が合わなければ医師に相談しよう

うつ病体験談
筆者撮影

先月の中旬からうつ症状が悪化して気分が優れない日が続いていました。

希死念慮が強くなり、毎日行ってた散歩ができなくなったりキッチン周りに近づけなくなったり、今までできていたことが次々とできなくなって自分を責めてしまう日々を送っていました。
ブログを書き始めて「新しいことに挑戦」し始めてた矢先に大きくつまずいてしまい精神的にもかなり応えました。

今月の始めに病院に行ってお薬を変えてもらいました。
診察の際にブログの記事を印刷したものを持って行き、落ち込んでいた時の様子を医師に知ってもらった上で薬を変えることにしました。
新しく変えた薬は医師によると「うつ病患者さんには普通出さない薬です。ブログや症状の話を聞いて処方しました」とのことでした。

以前服用していた薬が私にあっていなかったようで、変薬してから約一週間経過しましたが気分も安定してゆっくり眠れるようになりました。

「変薬前のうつ病の状態」「変薬の効果と注意点」についてお話しさせていただきます。

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うつ症状 薬を変える 前と後

病院を変えるまでの薬と症状

私は今の病院になるまで関東の病院と別の大阪の病院とで2年以上「サインバルタ」という薬を服用していました。

当時はすぐに仕事復帰する予定だったので、不安症状を解消し憂うつな気分をやわらげる、この薬が処方されました。

ただ当時は家族にも医師にも会社でパワハラにあっていたことを話せていなかったので、「サインバルタ」ではうつ病の一番の原因であるトラウマを解消できませんでした。

結果なかなかやる気が出ず横になってる日が続いたり、イライラして物を投げたりしてました。

サインバルタ
  • 『憂うつな気分を和らげ、やる気がなくなる、不安といった症状を改善』するお薬です。
  • 薬の注意点として、『不安になる、いらいらする、あせる、興奮しやすい、発作的にパニック状態になる、眠れない、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来す、敵意を持つ、攻撃的になる、衝動的に行動する、じっとしていることができない、異常に気分の高揚した状態が持続するなどの症状があらわれることがあります。また、死にたいと思ったり、死のうとするなどの症状があらわれることがあります。』

参考:「くすりのしおり」

今の病院になってから薬を変えた

サインバルタをずっと服用していましたが中々症状が改善せず、月日がどんどん流れていくことに焦りを感じていました。

このままではいけないと考え、今の病院にしてからは心の整理もできて会社でパワハラがあったことや勤務時間の長さを事細かに医師に相談することができました。

おかげで憂うつな気分を和らげる「サインバルタ」からPTSDの治療に効果が期待できる「パキシル」に薬を変えました。

パキシルは気力を上げる薬でもあるので、母の実家に帰省したりBBQしたりブログを書き始めたり比較的精力的に活動できました。

一方で、気力があっても身体の不調で動けない時には、やる気の行き場がなくなりそれがイライラにつながっていました。
先生曰く「車の両輪に例えるとエンジンがかかってるけどクラッチが効いておらず空回りしている状態」とのこと。

トラウマを思い出したりフラッシュバックが起きることが減って症状が改善された反面、散歩中や立ち上がった際に脳に電流が走ったように目まいがしょっちゅう起こったり(業界用語で「シャンビリ」とよぶ)、タバコの臭いがダメなのは変わらず大きな音や振動にはより敏感になっていました。
※トラウマやフラッシュバックは少なくなったとは言え、関東の地名や会社に関する言葉で思い出されることはありました。

「行き場ないやる気が暴発した結果のイライラ状態」「シャンビリ」「感覚過敏」がちょっとずつ重なって先月中旬に大きく症状が悪化することになりました。

パキシル
  • 『脳内の神経伝達をつかさどるセロトニンの働きを強めることにより、抗うつ作用や抗不安作用を示し、憂うつな気持ち、突然の激しい不安、強迫観念、人前での過度な緊張などの症状を改善』するお薬です。
  • 薬の注意点として、『不安、興奮、手の震え』や『考えがまとまらない、現実には存在しない物が見える・ない音が聞こえる、筋肉が発作的に収縮する状態』などがあります。

参考:「くすりのしおり」

現在処方されている薬

先月の症状悪化以来「パキシル」から「バルプロ酸ナトリウム」に薬を変えました。

「バルプロ酸ナトリウム」 にしてからは心がざわつく感覚もなくなって精神が安定し、音や振動に敏感だったのが少しましになってきました。
気力が落ちるということも今のところなく、継続してブログを書いたりゲームしたり精力的に動けています。

懸念されていた「眠気」も今のところ感じられず、むしろ夜はぐっすり眠れて朝も早く起きれるようになって睡眠の質もよくなりました。

毎日自分の体調の変化を日記やブログに書いていたことで、医師に症状を正確に伝えることができて病状が大きく改善されました。

バルプロ酸ナトリウム
  • 『通常、各種てんかん、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性など)、躁病および躁うつ病の躁状態の治療に用いられます。』
  • 注意点として、『傾眠(眠気)、吐き気・嘔吐、体重増加、失調などが報告されています。』

参考:「くすりのしおり」

まとめ

紆余曲折ありましたが色々試してみて自分に合った薬を探すのが大切なんだと改めて思いました。

症状を医師に上手く伝えられないでいると、私のように同じ薬を服用し続け症状が改善されないまま多くの時間を費やしたり、感情の変化で大切な人や家族そして自分自身を傷つけることにもなります。

今うつ病の症状で悩んでいる方には、同様の失敗をして大切な人生の時間を無駄にしてほしくないので、私の経験を反面教師にしてもらえればと思います。

医師に症状を伝えるうえで欠かせないことは、「薬を変える前と後で体調にどのような変化があったかを伝えること」に気を付けて「毎日の体調を日記などにメモしておくこと」で自分の体調を整理して伝えることができると思います。

うつ病になると脳が上手く動かないため自分の考えを話すのが難しいことがあります。
事前に話すことを整理してメモしていくことで医師に自分の現状を理解してもらい、症状にあった薬を処方してもらえることにつながります。

体調も良くなってきたしワクチンもうったので、感染対策万全にして今月どこかで久しぶりに遊びに行けたらなぁって思ってます。
ブログ用に何枚か写真も撮りたいので自然史博物館がいいかな。

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